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【曳家の業者選び】評判・口コミで選ぶ優良会社|選び方のコツも解説【チェックシート付き】

教えて曳家先生! 第三話 ~絶対に損しない業者のコツ~ 曳家業者の選び方を徹底解説!

「教えて曳家先生!~絶対に損しない○○のコツ~」では、曳家の専門業者だからこそ知っている絶対に損をさせないお得な情報、大切な情報について触れていきます。
曳家を検討されている方はぜひ読んで、絶対に損しない曳家と工事の後にも続く大切な生活に必要な情報を一緒に学んでいきましょう。

 

こんにちは曳家先生です。前回は、「絶対に損しない費用のコツ」についてお話ししました。今回は、「絶対に損しない業者のコツ」についてお話しします。業者選びは、曳家(建物の移動)の成否を左右する重要なポイントです。そのため、慎重に自分達の価値観にあった業者選びをすることが大切です。


まず「絶対に損しない業者のコツ」を知るためには、工事に潜むリスクを知る必要があります。

最初に、工事にはどんなリスクがあるのかを学んでいきましょう。これらのリスクを理解し、対策を講じることで、リスクを軽減することができます。

曳家工事のリスク・トラブルとは?

1.工期の遅延

 引っ越しの時期に影響を与えたり、仮住まいの費用がかさむこともあります。

2.費用の超過

 見積があいまい、不明確、調査不足などによって追加工事が発生したりして、当初の予定よりも費用が高くなってしまうことがあります。

3.建物の損傷

 工事品質が著しく低いことで、本来起こるはずのない建物のひび割れや本体構造の歪みが生まれることがあります。工事後数年経ってから雨漏りや地盤沈下などで工事不良が発覚することもあり、絶対に避けるべきリスクです。
また品質の低い工事では電気・水道・ガスなどのライフラインが痛む事があるので注意が必要です。

4.事故の発生

 工事不良に伴う建物の損壊、安全管理不足による人身事故など、財産に損害を与える可能性があります。近年では自然災害等も増えているため、その対策も必要になってきています。

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これらのリスクを軽減するためには、以下の対策を講じて業者を選ぶことが大切です。

曳家業者の選び方【重要ポイント5選】

豊富な実績と経験:

過去の曳家事例を確認し、同規模や類似の建物の曳家経験が豊富かどうかを確認しましょう。実績は業者の技術力と信頼性の証となります。

明確な見積もりと内訳: 

見積もりは詳細な内訳が記載されているかを確認しましょう。不明瞭な点があれば、必ず質問し、納得できるまで説明を求めましょう。追加費用が発生する可能性についても確認しておくことが大切です。

充実した保証とアフターフォロー:

 万が一の事態に備え、損害賠償保険への加入状況や、曳家後の保証内容について確認しましょう。アフターフォロー体制が整っている業者を選ぶことも重要です。

必要な資格や許可の有無:

延べ面積150㎡以上もしくは500万円以上の曳家を行うには、建設業許可などの資格が必要になります。業者が適切な資格や許可を持っているか確認しましょう。

丁寧なコミュニケーションと対応: 担当者の対応が丁寧で、こちらの質問や疑問に真摯に答えてくれるかどうかも重要な判断基準です。コミュニケーションが円滑な業者とは、安心して作業を進めることができます。

失敗しない曳家業者選びの4つの鉄則

以下のポイントに注意してみてください。

見積もりをチェックする。

見積もりは、業者選びの際に最も重要なポイントです。見積もりを複数社から取ることで、相場を把握することができます。また、業者の対応や技術力についても比較することができます。どんなに安い工事価格だったとしても、安心して住み続けるには誠実な工事をしてくれる業者を選ぶ必要があります。

 

  • 見積に詳細項目が書かれているか?:
    建設業の見積もりに多い「○○一式」を多用せず、工事数量や単価が明確に書かれているか工事規格(どんな材料、使用か)が書かれているかをチェックします。

 

  • 見積に別途項目が書かれているか?:
    見積もりをもらって工事を始めたにもかかわらず、「それは見積もりに入っていません」と後から言われてしまっては、工事金額の増加につながります。見積もりをもらった時に「何が工事金額に含まれるのんか?」、「何が別料金なのか?」を明確にしている見積書があると安心です。

 

評判、現場をチェックする。

 インターネットやSNSでは、多くの業者の口コミが掲載されています。また実際に曳家工事を行った人に直接話を聴くことで、業者の実態を把握することができます。
良い曳家業者を選ぶには以下のポイントをチェックすることが有効です。

  • 評判ではその会社はどんな点を重要視しているか?:
    曳家業者が安全、品質、工期、お客様対応など、過去の事例でどのような点を重要視しているか確認することができます。

 

  • 安全に十分な手間をかけているか?:
     現場に足を運ぶと安全施設、敷き鉄板、地震対策の手間など工事に十分な施設、機械、手間を設けているかどうかがわかります。

 

  • 工事品質はどうか?:
     工事にジャッキの数、鋼材の数がたくさん使われているか工事中はひび割れなく建物を上げているか、軒、雨どいに歪みがないかなどを調べると、その業者の工事品質がわかります。

 

安全性をチェックする。

 建設業には工事の安全性や品質を高めるために様々な資格が用意されています。国家資格である施工管理技士や専門資格である曳家技術士、また機械の作業免許などをきちんと職人が取得しているかどうか。また万が一、トラブルがあった際に賠償をしてくれる保険に加入しているかどうかなど後悔しないためのチェックが必要になります。

  • 建設業許可、国家資格、専門資格を持っているか?:
    国家資格である施工管理技士、また専門資格である曳家技術士を持っているか、また工事機械の運転に必要な運転士免許、技術講習、特別教育などを取得しているかもとても重要です。

 

  • 事故があった際の対処をしているか?:
    第三者賠償責任保険制度の加入や労災保険、各種保険への加入状況
    を調べることも大切です。万が一、第三者への被害や、建物の損壊、作業員の怪我など、保険がないことで思わぬ被害をこうむることがあります。

 

見積書・契約書をチェックする。

 見積書・契約書は、業者とあなたとの間で交わされる重要な書類です。契約書をよく読むことで、トラブルを未然に防ぐことができます。最初の見積金額が安くとも、下手な工事が行われてしまったり、予想しない追加費用が発生するトラブルは今も少なくないようです。契約を交わす前には業者と隅々まで契約書を確認して納得の上のサインが大切になります。

  • 工事内容、工期、費用、支払い方法が明確か?:
    契約書に工事内容、工期、費用、支払い方法が一目でわかるように記載してあるか、

 

  • 不明点の確認ができるか?
    約款の内容を一緒に確認してくれるか、
    わかりにくい言葉を別な言葉でわかりやすく説明してくれるか

 

「後悔しない曳家の業者選び」のためのチェックシート

業者選びのチェックシート

※印刷してご使用ください。

 

よくある質問 (FAQ)

Q1.曳家の費用はどのくらいかかりますか?

一概には言えませんが、木造住宅の場合、数百万円から数千万円程度が相場となることが多いです。正確な費用を知るためには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
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Q2.曳家にはどれくらいの期間がかかりますか?

曳家の期間も、建物の規模や移動距離によって異なりますが、一般的な住宅には1.5ヶ月~3ヶ月程度かかることが多いです。ビルや工場などの大規模な建物の曳家や複雑な工程が必要な場合は、さらに期間が長くなることもあります。
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Q3.曳家が可能かどうか自分で判断できますか?

建物の構造や状態、地盤の状況などの周囲の環境面、建築基準法などの法律面、様々な要因が関係するため、ご自身で判断することは難しいでしょう。まずは、複数の曳家業者に相談し、現地調査を依頼することをおすすめします。

Q4.曳家後の保証はありますか?

曳家後の保証内容は業者によって異なります。見積もり時に保証内容についてしっかりと確認しておきましょう。一般的には、一定期間内の不具合に対する保証や、構造上の問題に対する保証などが設けられている場合があります。
また、どの曳家工法を採用するかによって、地盤保証やメーカー保証が継続するかどうかも変わりますので、実務面だけでなく、法律にも詳しい曳家業者への相談が肝心です。

Q5.複数の業者に見積もりを依頼しても良いですか?

複数の業者に見積もりを依頼することは非常に重要です。相見積もりを取ることで、費用相場を把握できるだけでなく、各業者の提案内容や対応を比較検討することができます。加えて、相見積もりと取る過程での現地調査やお客様への対応の姿勢をチェックすることはその会社の仕事に対する姿勢もチェックすることができるため、複数の業者に見積を取ることは重要です。

まとめ|あなたの曳家を成功に導くために

曳家工事は、業者選びが成功の鍵を握ります。これらのポイントを押さえることで、あなたの価値観に寄り添った、「損しない業者」選びをすることができることでしょう。

また曳家工事には、予期することが難しい様々なリスクが伴うため、これらのリスクを理解して業者選びの対策を講じることで、リスクを軽減することができます。

 

さてここまで、曳家工事をする際に気を付けるべき業者選びのポイントについてお話ししました。慎重に選び、失敗しない業者選びをするようにしましょう。

ただでさえわからないことが多い曳家工事、どんなに小さいことでも身近な業者さんに相談してくださいね。

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私たちの会社にも工事をして10年以上経ったお客様からお電話や現場でのお声がけを頂くことがあります。

「五月女さん、曳家じゃなくて悪いんだけど、○○の工事できるかな」
「ウチの近所で五月女さんの工事してるから思わず声掛けちゃった。職人の○○さん元気?」

現場を預かる者にとって、お客様に現場を無事引き渡せる瞬間は、何物にも代え難い喜びです。しかし、それ以上に嬉しいのが、工事完了後、何年も経ってもお客様からご連絡をいただける時です。

それは、単なる工事の完了ではなく、お客様との信頼関係の構築を意味するからです。私たちは、お客様の大切な家を預かっているという責任感と、お客様の想いを形にするという使命感を持って、日々業務に取り組んでいます。

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「教えて曳家先生!~絶対に損しない○○のコツ~」では、曳家の専門業者だからこそ知っている絶対に損をさせないお得な情報、大切な情報について触れていきます。
曳家を検討されている方はぜひ読んで、絶対に損しない曳家と工事の後にも続く大切な生活に必要な情報を一緒に学んでいきましょう。

もし身近に信頼できる曳家さんがいない場合は曳家先生へのウェブ相談、もしくは五月女建設のお問合せフォームにお悩みを書き込んでみてください。日本曳家協会認定の曳家指導士、五月女が法律面、施工面、費用面など持てる知識と経験の限り、誠心誠意お答えさせて頂き、丁寧なコミュニケーション・安心のサポート・アフターフォローでもって、あなたの「絶対損しない業者」選びに協力させて頂きます。
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五月女 紀士(そうとめ もとし)

五月女建設代表取締役、日本曳家協会常任理事、曳家指導士。1979年栃木県鹿沼市生まれ、栃木県鹿沼市在住。日本大学生産工学部土木工学科卒業。2003年に建設業の道に入り、土木作業、施工管理業務を経験したのち、2005年より五月女建設に入社、曳家業務に従事する。国指定有形文化財「真岡高校記念館」での曳家技術を活かした耐震改修工事では現場監督を務め、2018年に専務取締役、2020年に代表取締役に就任する。現在、「お客様の『想い』に寄り添い対等な関係を構築する」営業で、曳家工事において全国でもトップクラスの件数を受注している。曳家先生として、曳家技術や地盤沈下、大雨被害対策、古民家再生の解説を行いつつ、好きな仕事に励んでいる。2児の父、休日は山や川での犬散歩を喜びとしている。曳家工事の専門家。 Facebook  Instagram  Youtube

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