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教えて曳家先生! 特別回 ~絶対に損しない社長インタビュー~

教えて曳家先生!~絶対に損しない○○のコツ~」では、曳家の専門業者だからこそ知っている絶対に損をさせないお得な情報、大切な情報について触れていきます。
曳家を検討されている方はぜひ読んで、絶対に損しない曳家と工事の後にも続く大切な生活に必要な情報を一緒に学んでいきましょう。

 

こんにちは曳家先生です。前回は、「絶対に損しない基礎のコツ」についてお話ししました。今回は、五月女建設の社長ってどんな人がやっているの?という疑問にお応えする回、「絶対に損しない社長インタビュー」についてお話しします。

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インタビューアー: 株式会社瀬谷新聞店 代表取締役 瀬谷一世さん
取材協力    : 鹿沼商工会議所 青年部

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瀬谷みなさんこんにちは、今日はですね。五月女建設株式会社の代表取締役であります五月女紀士さんに取材に参りました。

五月女:いらっしゃいませ。本日はよろしくお願いします。

曳家とは・・・

瀬谷:さてそれでは取材を始めさせて頂きます。早速ですが、「曳家」ってどんなものですか?

五月女:「曳家」って確かになかなか聞かない言葉かなーと思いますが、一言で言っちゃうと「家をまるごと一軒引っ越しする」という技術なんです。

瀬谷:どんな時にお客様は「曳家」を利用するんですか?

五月女:たとえば道路が拡がる場合や、県内、特に宇都宮であったりする区画整理で建物が官民の境界や区画に引っかかって「建物を移動しなくちゃいけない」といった時にお客様が検討されて曳家を選んで頂く事があります。パターンとしてはいろいろあるんですよね。新築する場合もあるんですけど、予算的にも全然新築より易かったりもするので「曳家」を検討頂いています。

曳家の技術、五月女建設のあらまし・・・

瀬谷:曳家の技術ってどんなものがあるんですか?

五月女:そうですね。諸説あるのですが、人類最古の曳家というのが・・・ピラミッド・・・

瀬谷:エジプトの。。。?

五月女:そう。 エジプトの石を運んだ技術やストーンヘッジで使われた技術とかああいうのも基本的な技術の構造というか・・・まったく一緒で、重いモノをコロという円柱のもので転がすというのはあの時代から変わっていないんです。

ウチの会社としては、私の曾祖父の五月女常吉さんが東京・浅草で働いていて、日清戦争直後の1902年(明治35年)に鹿沼市府所町に「五月女組」を興したところから始まり、のちの五月女建設が設立されています。

瀬谷:えー、とっても歴史ある会社なんですね。

五月女:はい。お陰様で創業120周年を越えて、私で5代目になりました。ウチの曾爺さん(初代)がいて、爺さん(二代目)がいて、二人とも亡くなるのが早かったので、御祖母さん(三代目)、私の父(四代目)が今会長になって、私が五代目の社長になりました。

瀬谷:なるほど、それでは従業員は何人ですか?

五月女:現場で今9人ですね。
瀬谷:やはり力仕事だから、、、男性・・・?

五月女:そうですね。今、現場のみんな男性です。

瀬谷:今、外仕事は夏だから暑くて大変ですね。猛暑ですしね。(※撮影当時は夏)

五月女:そうなんです。だから、朝一で麦茶を大量に作って送り出してますね(笑)

施工事例、曳家にかかる時間・・・

瀬谷:(施工事例を見ながら・・・)

これが実際に曳家工事をされた建物ですね。こうやってみさせて頂くと、これ文化財とか公民館とか・・・

(写真を指さして・・・)

これは・・・駅ですかね・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

五月女:そうなんです。これは東武下小代の旧駅舎なんです。

瀬谷:えっ!? 駅も曳けちゃうんですか!?

五月女:駅も曳きました(笑)

瀬谷:えー、距離とかもあるんでしょうけど、どのくらいの期間・時間で曳けるものなんですか?

五月女:うーんとですねぇ、もちろん距離によって変わるのですが、一般住宅で1ヶ月半~2ヶ月くらいですかね。(外構の解体も含めて)

瀬谷:なるほど! ・・・コンクリート基礎とかありますよね。・・・そこから?

五月女:ああ、それもね。いくつかパターンがあるんですよ。法律的な側面と実際に施工ができるかなどいろいろな観点で調査を始めるんですけど、最近の建物だとコンクリート基礎ごと一緒に曳く場合が多いです。ただし、在来工法の建物は基礎をおいてく場合もあるんです。

仕事のこだわり・・・

瀬谷:お仕事のこだわりはどんな所なんですか?

五月女:そうですね。私たちが一番こだわっているのが、「いかにひび割れを作らずにきれいに建物を引っ張ることができるか」というところに一番気合いを入れてて。・・・何十年も住んでいらっしゃるじゃないですか。お客さんは。それでウチで「建物移動しました!」で仕事って現場が終ったら終わりじゃなくて、その後、何十年も住まわれると思うんですね。で、その中で、、、お客さんが生活していく中で、、、家族との想い出がいっぱい積み重なっていくじゃないですか・・・

「そんな大切な想いがたくさん詰まった建物を傷をつけずに移動する」ことが我々の仕事だなと。・・・気合い入れてやってます。

瀬谷:そうなんですね。お客様の大切な想いに注目されているところが素晴らしいです。

それではそんな価値観を生み出す経営理念について教えてください。

五月女:「先達に学び、明日を目指し、今ここに誇りをつくる」 を受け継いでます。

瀬谷:かっこいいですね。曾祖父様から五代受け継いでいる。

五月女:はい。五代目になります。

曳家に興味ある方へのメッセージ・・・

瀬谷:それでは曳家に興味のある方にメッセージをお願いします。

五月女:我々五月女建設は、県内で唯一、レンド―ジャッキという特許を取った機械を保有しておりまして、県内でナンバーワンと言っても過言ではないような品質で曳家を行っております。

 建物の移動はもちろんなんですけど、それだけではなく、鹿沼市とか洪水被害が多い地区の次の洪水の被害を防ぐための建物の嵩上げ工事、地震とか川の近くでの建物が傾く地盤沈下の修正工事など、「ウチの建物この間の地震でヒビ入っちゃったけど、まだ住めるかな?」と悩んでいる方は工事する・しないに関係なくまず相談頂ければ、地盤調査、建物調査からしっかり行いますので、何かお役に立てることがあると思います。

これからの展望・・・

瀬谷:これからの展望をお願いします。

五月女:そうですね。まだ公にはできませんが、重要文化財などの歴史があって価値の高い建物の保存事業など相談を頂いている案件がいくつかあります。そんな何百年も残る価値ある仕事をやっていきたいなと思っています。

瀬谷:素晴らしいですね。ずーっとね。残るというのはね。

五月女:もちろん目の前のお客様の生活を守るのが私たちの仕事です。それにプラスして皆さんが知っているような建物でうちの技術がうまく役立てればと思っています。

社長のプライベート・・・

瀬谷:ありがとうございます。

それでは紀士さんの「人となり」のところを。プライベートなところをちょっと(笑)・・・お聞かせいただければなと思います。

五月女:あっ。はい(笑)よろしくお願いします。

 

瀬谷:私ね。昔からも知っていますし、最近もSNSで拝見させて頂いてますけど、チョット・・・なんか多趣味で!

五月女:そうですか!?(笑)

瀬谷:お勉強も勤勉ですし・・・

五月女:いやいや、勉強してる内容のパターン決まってますけどね(笑)

瀬谷:なんか、朝、散歩されてますし・・・

五月女:あ、そうですね。ハイ。

瀬谷:なんかワンちゃん飼ってて・・・奥さんと・・・

五月女:・・・ハイ(タジタジ)

瀬谷:あと私も音楽好きなんですけど、そこらへんまとめて教えてください。

 

五月女:・・・はい(笑)

音楽は、ええと、中学のときからやってるんですけど、大学のときからジャズを始めまして、今は「ジャズの街うつのみや」で演奏させて頂いたりしてます。

瀬谷:ドラムですよね。

五月女:ええ。ドラムです。

瀬谷:すごいですねー。わんちゃんねこちゃんは一体何匹くらい飼ってるんですか?

五月女:・・・えーと、犬が2頭で、猫が6匹ですね。

瀬谷:・・・大家族!

五月女:その、自分じゃなくて、うちの奥さんが保護活動もしてて、捨て猫を拾って飼い主さんを探しているんですけど、「・・・見つからないね」で増えちゃって(笑)

瀬谷:大家族ですね。

五月女:そうですね。うちも大家族ですし、実家にも猫3匹いるんで、・・・猫だらけです(笑)

瀬谷:ねー、かわいいですね。

名前とか間違えません?

五月女:あー、でも意外とないんですよ。みんな特徴しっかりしてるし、はい。

瀬谷:ワンちゃん達とよくお散歩ね。されてますよね。

五月女:あ、はい。

瀬谷:ミテマス!(笑)

(SNSを操作するジェスチャー)

五月女:あはは(笑)

夏場は暑いんで、ちょっと早めの時間に・・・

そうですよね。早起きですよねぇ!

 

社長の幸せ、社員の幸せについて・・・

瀬谷:朝日とか撮ってますよね!

五月女:そうですね。

朝日ってセロトニンが出るじゃないえすか?

(セロトニン:脳内の幸せホルモン)

あ、それで変な話なんですけど、セロトニンがあって、愛情ホルモンのオキシトシン、最後に仕事してる時にでるドーパミン。

この順番だと幸せというか、幸福度がめちゃくちゃ高くなるらしくて・・・

瀬谷:なんか出てますもん!幸せホルモン!(笑)

五月女:汗じゃなくて!?(笑)

五月女:・・・まー、なかなか簡単ではないんですが、一緒に働いてもらっている社員さんにもハッピーになってもらいたい。

もう何年も前、自分が監督をやっているときには仕事に真面目過ぎたのか、まるで24時間不機嫌だったんですよ。

「もっと仕事早くやってくれないとダメだろ」とか言って怒ってたりしたんですが、やっぱり良くないなと

・・・最近、痛烈に反省しまして、まずは自分から幸せにいられるようにと・・・

瀬谷:じゃあ、昔の紀士さんと今の紀士さんを知っている人は・・・

変わったね!? って?

五月女:どうなんですかね?(笑)

お陰様で曳家の方が栃木県のシェアNo.1になって何年かやらせて頂いてるんですが、やっぱり建物を移動する時に未だに「建物にヒビが入ったりする」とか良くないイメージを持たれている方も多くて、お客さんと話しているときに「本当に大丈夫ですか?」とか「保険入ってますか?」とかいろいろ聞かれるんですよ。でも、自分としては建物をそのままきれいに曳くのは当たり前。それは最低レベルで・・・。

我々がほんとうにきれいに曳かなくちゃいけないのは「お客さんが長年築いてきた大切な想い出」

そういったものまで一緒に曳くという気持ちが大切なんです。自分自身もそうなんですが、ひとりひとり、ウチの社員がそういった価値観を理解して「良い仕事」ができればと思っています。

私たちの本当の幸せはそこにしかないなと。

瀬谷:その情熱・・・持ち続けてね。・・・今後もご活躍をお祈りしています。応援させて頂きます。

五月女:ありがとうございます。

瀬谷:ありがとうございました。

 


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