沈下修正 栃木県宇都宮市|施工事例|地盤沈下 集合住宅 田んぼの造成跡
公開日: 最終更新日:
栃木県宇都宮市で田んぼの造成跡に建てられた集合住宅の地盤沈下修正工事をしました。
工事の背景
施主様が購入した中古集合住宅物件(入居者あり)において、沈下が見られたため、
お客様のお困りごと
- 先代が購入した建物であったため、詳細についてはわからないこともあり、沈下については最近わかったが誰に頼んでよいかわからなかった。
- 地元の大工さんに仕事を頼み、工事着手したものの、お手上げ状態で「プロに頼んだ方が良い」とアドバイスを受けた。
- すでに入居者がいたため、施工ができるかどうかも不明であった。
- 最大90mmの地盤沈下も見られ、入居者への健康被害の恐れもあった。
解決方法
- 空き室の床板を剥がし、入居者のいる部屋については、床下作業を行うことにした。
- 築30年近いことと地盤調査の結果から、一定の沈下は収束されたと考え、お客様と協議の結果、土台揚げ工法を採用することにした。
- 沈下により傾いたコンクリート製束石と宙ぶらりの木束は撤去・処分した。
- 砕石転圧・D13鉄筋を250mmピッチで配筋し、土間コンクリート(強度21N/mm)を打設、鋼製束の設置を行うことで、高精度の高さ調節を行った。
- アンカーボルト部分ははつり、嵩上げ部分に配筋した新規のヨコ筋D13、既存主筋D13とアンカーボルトを結束の上、コンクリート打設を行った。
- 沈下修正によって生じたベランダ部分の目地内部はモルタル、外部は防水処理を行った。
- 施工跡を鉄筋コンクリート基礎巾木部分の上塗りをした上で、工事完了し、引き渡しを行いました。