沈下修正 栃木県鹿沼市|施工事例|大雨災害 床上浸水 基礎の洗掘
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栃木県鹿沼市で大雨災害による基礎の洗掘による沈下の修正工事をしました。
現場状況
概要
2019年10月12日に関東地方を通過した台風19号は、観測史上1位の降水量を記録し、市全域に甚大な被害をもたらしました。同年10月20日時点で河川決壊4箇所、土砂災害、道路損壊、農林業被害、公共施設被害があり、住家被害では床上浸水266棟、床下浸水460棟の被害がありました。
河川の氾濫による侵入水よりブロック塀壁が押し倒され、建物基礎下が洗掘され、24mm程度の沈下が計測されました。
調査報告書
栃木県鹿沼市 大雨災害 調査報告書
工事内容
- 建物ベタ基礎下部が洗掘され空洞状態だったため、耐圧版工法を採用することとしました。
- 氾濫した河川による草木混じりの泥土の撤去を行いました。
- 地盤は礫混じりの砂質土で十分な地耐力が確保されているため、C40-0 砕石敷均し、締固め転圧のみ行いました。
- 耐圧版にはD13異形鉄筋を250mm間隔で配筋し、強度21N/mmの生コンクリートを打設しました。
- 手動式オイルジャッキによりジャッキアップを行い、室内レベル計測で傾き3/1000以内の調整を行い、ストップジャッキで固定しました。
- 型枠設置後、充填のコンクリートを打設しました。この際ベタ基礎にも3箇所ほど削孔を行い、空洞の残らないよう打設を行いました。
- 脱型、埋戻し転圧、塀の復旧、砕石敷均しなど完了し引き渡しを行いました。
お見積り例
沈下修正 栃木県鹿沼市 大雨災害
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