沈下修正 栃木県鹿沼市|施工事例||地盤沈下 腐食した柱の修復、梁の補強 木造倉庫
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栃木県鹿沼市の地盤沈下した木造倉庫を沈下修正工事、修繕工事をしました。
地盤に木材廃棄物が埋め捨てられていたために沈下
単管パイプにより地盤補強
鉄筋コンクリート基礎
工事の目的
倉庫の倒壊防止、倉庫利用のため
現場状況
現場は 栃木県鹿沼市の中央に流れる黒川から近い木工所内の現場でした。 代々引き継がれた木工所で木造倉庫は先代が建てたとか。
切り出しのままの木材が使用され、なかなか見ることができない大きな径(600mmくらい)の柱と500mm幅の梁が主な構造となる倉庫だった。
経年の地盤沈下とそれに伴う柱下部の腐食により、建物が傾いており、梁にも15mmを超える幅のひび割れが見られたため、緊急かつ丁寧な仕事の要求される現場だった。
地質状況
現場は深度1mから砂質土、砂礫が見られ、安定した支持地盤があったが、長年の製材業の作業で出た木くずの上に倉庫の柱が建っており、その根入は600mm以上確認できたが、大きな地震の度に沈下を繰り返している模様。表層にはアスファルト舗装が見られたが、これもまた沈下により波打っていたために、埋め立てた木くずが腐食し、地中の空洞化した場所を中心に沈下が見られたと想定した。
工程
木工所の作業があるために、コンパクトな工程での作業が求められた。部材の注文、制作に2週間を要し、実作業には3日間程度を要した。
作業内容
- 柱周囲と梁下部の既存のアスファルト舗装をカッターで切断し、腐食した埋め立て木くずを除去
- 砂礫層まで4本の単管パイプを打ち込み砕石を敷き均し締固め
- D13異形鉄筋を150mm間隔で配置
- 梁をジャッキアップして、沈下、傾きを修正、サポートで補強を行った後穿孔し、補強となる新材の梁を接続
- □100の角パイプを加工した柱を設置、柱木材の腐食部分を切断、撤去、アンカーを緊結、配置、型枠設置。
- 強度24N/mmの生コンクリート打設
- 一週間養生の上、脱型、引き渡し
地盤沈下 対策
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