曳家 栃木県宇都宮市|施工事例|道路拡張 大谷石蔵
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栃木県宇都宮市で道路拡張事業により大谷石蔵の移転工事をしました。
着工2014年4月
大谷石造二階建蔵
目的
道路拡張工事のため移設
お客様のお悩み
- 宇都宮市の道路拡張事業による土地が減歩されることになった。
- 土地の減歩により既存の建物配置では敷地内に石蔵が納まらないことがわかった。
- 降雨時、道路の水たまりに車が通りはねた水が原因で、大谷石基礎が浸蝕、一部内装木材が腐食されてしまった。
お悩み解決方法
- 水平方向の移動に加え、建物を90°回転させる(回転工)ことで、狭くなった敷地内にも石蔵を設置することができた。
- 浸蝕された大谷石基礎は除去し、鉄筋コンクリート基礎、土間コンクリートを設置、内装木材の修繕を行った。
現在
2018年、日本遺産に認定された宇都宮の大谷石文化の一つとして、老舗酒屋の石蔵として利用されている
宇都宮市では、縄文時代の洞穴利用に始まり、江戸時代からの採石の歴史、大谷石を活用した建造物など、石と人々の関わりによって築かれてきた「大谷石文化」をテーマとして、約3,800件の歴史文化資源を把握・整理し、「大谷石と共に生きた石の文化」を含む8つの物語としてまとめました。
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